ASRock製マザーボード X570 Steel Legendを購入した話
X370のマザーボードが合わなかったのでROG STRIX X570-F GAMINGを
購入したら問題なく稼働した! ……と思っていましたが一つ問題を見つけました。
それはスリープ後数分で勝手に復帰してしまうという現象でした。
スリープ復帰の原因は電源ボタンを押された事によるものでしたが、
余計な起動要因を全て無効にしても直らず、仕方なく別のマザーボードを
用意したのが今回の話になります。
結論から言ってマザーボードをX570 Steel Legendに変えた事で現象は直り
動作も安定しています。とりあえずは良かったと安堵しています。
・X570 Steel Legendに関して思った事
仕様に関してはコスパが良くていいと思いました。
このマザーボードを選んだのもこの点が大きかったです。
MOSFET チョークコイル コンデンサどれもが高品質でオーバークロックも
ある程度楽しめる品質になっています。
気になったのはコの字型のチップセット+M.2用ヒートシンクです。
購入前から分かっていたので諦めていましたが、このヒートシンクは
独立しておらず一枚の板で構成されています。
そのためヒートシンクの付いたM.2接続SSDを利用する場合は
物理干渉を回避するためヒートシンク全体を取り外さなければなりません。
放熱面積を稼げるメリットはありますが、そもそもそこまでして冷やす必要
あるか? という疑問があります。
この点は他社の場合チップセット用ヒートシンクとM.2用ヒートシンクが
独立しており、M.2だけを取り外すということが出来るようになっています。
TaichiやExtreme4もこの方式を採用していて、正直好ましくありません。
・X570 Steel Legendの立ち位置に関して
ASRockのSteel Legendシリーズと言えばこの最新世代の製品ではなく
一世代前のB450 Steel Legendのほうが有名なのではないでしょうか。
高いコスパを武器に同じくコスパの高い第三世代Ryzenと組んで市場を
席巻している感があります。
対照的にこちらはあまり売れていないのか、8月31日に購入した物の
BIOSを確認したところ初期の1.10でした。初期在庫を引いたのかもしれません。
ただ価格.comの評価は高く、長期的に見てX570チップセットのマザーの中では
売れるモデルになると思っています。
競合となるのはASUSのTUF GAMING X570-PLUSでしょう。
ただしフェース数はTUF GAMING X570-PLUSが12+2なのに対して
X570 Steel Legandが8+4なのでASUSのほうがスペック的には良いかと思います。
さらに言えばTUF GAMING X570-PLUSは6層基盤を採用しているので
高耐久を期待出来てよいと思います。
正直スペックで比べてしまうとTUF GAMING X570-PLUSに軍配が上がるので
価格で下回ってコスパで勝負しないと現状はメリットを見出しにくいです。
・全然関係ないASRockの事
X570 Steel Legendの箱の中にASRock製品の保証に関する紙が入っていました。
内容としては購入後3か月以内であればCPUソケットのピン曲がりを
無償修理するという内容のものでした。
X570 Steel LegendはAM4マザーなのでCPU側にピンがあり本件は関係ありません。
対象となるのはIntel系マザーとTR4ソケットのAMD系マザーでしょう。
ピン折れは気を付けていれば何でもない事ですがふと気を抜いた時に
やってしまうもので、今までは高額な修理料金が発生していました。
この部分を保証してくれるのは大きなメリットだと感じました。