ゲーミングパソコンを買う方へ 2022年始編

ボーナスやお年玉などが入りゲーム用のパソコンを買おうとしている人は

多いかと思います。

ただ知識が無いとどれを買っていいのか分からないのではないでしょうか。

そんな方向けに簡潔に情報をまとめてみたので是非見てもらえればと思います。

 

 

 

■オススメのショップ(ブランド)

結論ここ一択というような場所はありません。

個々人の細かな要望によって変わる部分だと思います。

ただ万人受けするのはドスパラツクモパソコン工房辺りかと思います。

 

■現在のCPU環境

Intel

Intelはつい最近12世代のCPU 12xxx系を販売開始しました。

ただ現在は前世代との併売がされている状況です。

12世代の特徴として一部モデルにミニCPU的なものが追加されています。

Core i7 12700Kを例にすると8コアのメイン高性能コアと4コアの省電力コアが

組み合わされています。これにより単純にたくさんコアを必要とする処理が

早くなったり、ゲームしながら配信をした場合CPUに余裕が出来ます。

高コアの性能も前世代と比べて強化されており、値段は張りますが

性能は現状最高です。

前世代である11世代11xxx系がコスパが高いです。

更に前である10世代10xxx系が性能的に微妙となっています。

 

AMD

AMDは去年末くらいに出たRyzen 5000シリーズが続投しています。

性能的にはIntelの11世代と互角ながら消費電力は抑えられており

ワットパフォーマンスが高いです。

また最大で16コアまで選択肢があるのでゲーム以外の事で多コアが必要な

人にはメリットがあります。

前世代のRyzen 3000シリーズも販売されていますが、ゲーム性能的には

5000シリーズのほうが高いためあまり推奨しません。

 

■現在のグラフィックカード環境

NVIDIA

GeForceシリーズを展開しており新しい3000シリーズは上から真ん中まで

展開されており、下の方は旧世代がカバーしています。

前世代と比べてレイトレーシング性能が向上しており、レイトレーシング

性能が欲しいならGeForceのRTXシリーズ一択です。

 

AMD

Radeonシリーズを展開しており新しい6000シリーズが上から真ん中まで

展開されており、下の方は旧世代がカバーしています。

最上位こそGeForceに対抗出来ていないものの、そこから下は対抗製品が

出ており、コスパ、電力当たりの性能などいい勝負をしている感じです。

ただしレイトレーシング性能は低いのでその点は注意が必要です。

 

■選ぶ際の細かい注意

LHR

グラフィックカードを選ぶ際に後ろにLHRと付いている場合があります。

これはLite Hash Rateの略称で仮想通貨のマイニングパフォーマンスが
低くなるよう設定されているモデルです。

 

・デュアルチャンネル(メモリ枚数)

メモリを2枚刺すことで転送速度を2倍にするものです。
メモリを16GBにする場合、16GB1枚ではなく、8GB×2枚の構成のほうがパフォーマンスが出ます。

 

・CPUクーラー

標準で搭載されているものは性能が低いため、冷えずうるさいです。
オプションで変更が可能なので可能であれば変更した方が良いです。
ただし、水冷は液漏れなどの余計なリスクがあるのでオススメしません。

基本的にファンが大きければ大きいほど冷却性能が高く

ヒートパイプという部品本数が多いほど冷却性能が上がります。

1つのラインとして120mmファンを使っていて、ヒートパイプが4本あればいいです。

 

■オススメの構成、モデル

松竹梅的な感じで3パターンを用意してみました。

SSD(記憶デバイス)の容量は正直お好みです。ただしM.2のPCIe3.0接続が望ましいです。

 

・梅構成

Core i5 11400F(11400)
GTX 1660Ti
メモリ8GB×2 16GB
SSD 500GB

オススメモデル:ドスパラ製 RM5C-G60T(13万)

画質やフレームレートなど条件にこだわらなければ大体のゲームは出来る構成。

予算が少なめでも最低限クリアしておきたいラインがここではないかと思います。

ドスパラのモデルをオススメしている理由としては単純に安い事

CPUクーラーが静音パックまんぞくコースという

標準より良いものを採用している点が挙げられます。

 

・竹構成

Core i5 11400F(11400)
RTX 3060
メモリ8GB×2 16GB
SSD 500GB
オススメモデル:パソコン工房 LEVEL-M05M-114-RBX(15.1万)

 

単純に上記構成からグラフィックのみグレードを上げたモデルです。

これにより軽いゲームなら144Hzなどの要求の高い事がいけるかもな構成です。

パソコン工房のモデルをオススメした理由は単純に安いからです。

これと同じような構成をドスパラで選ぶと164,980円します。

正直なところ細かいところからチープ感が漂いますが、それを加味しても

安いので今回オススメに挙げてみました。

 

・松構成

Core i7 11700F
RTX 3060Ti
メモリ16GB×2 32GB
SSD 1TB
オススメモデル:ツクモ GA7J-F211/T (21.1万)

(CPUを11700Fに変更、メモリを32GBに変更、キャンペーンでSSDを1TBに)

 

竹構成からゲーム性能に関わる部分を全て1ランク引き上げたモデルです。

CPUだけ上げたり、グラフィックだけ上げたりすると低いままの部分が

足を引っ張る可能性があるので一律でアッパーしました。

またApexなどならメモリは16GBでも大丈夫ですが、ゲームによっては

16GBを超える場合があるため32GBに増やしています。

このアッパーで高画質、144Hzなどの重い条件を突破できるかと思います。

ツクモのモデルをオススメしたのはコスパが高いところと

マザーボードが部番指定されており、そこそこしっかりしたものが

使われているからです。他のブランドではマザーボードの部分は

使われているチップの種類が書かれているだけで仕様がよく分かりませんが

これに関してははっきりしており、そこそこ良いのがポイントです。

お好みにはなりますが、CPUの発熱量が増えているのでCPUクーラーの

アップグレードをお勧めします。

 

また更にお金を出せるならCPUを12700K(12700KF)などにアップグレード

するのもアリだと思います。配信がしたい場合はその負担も加味して

12700K(12700KF)を推奨します。

 

・番外 秋葉原のショップ巡りをする

よく分からないならショップ巡って話をしてみるのもアリだと思います。

自分の要望、予算を伝えて見積もりを出してもらう。

それを何社かやって比較して購入する、一番間違いがないかと思います。

 

■最後に

半導体の需要が増えた+マイニング需要+円安という

トリプルパンチでパソコンは非常に値上がりしています。

その証拠に去年くらいに8万くらいで買ったRTX 3070は

現在11万ほどまで値上がりしています。

通常パーツは徐々に値下がりするものですがその常識が通用しなくなっています。

このまま待っていれば徐々に値下がりするのかもしれませんが

インフレしていると言われる昨今、このまま更に値上がりする

可能性もあります。

こんな不透明な時だからこそ、欲しい時が買い時という言葉に倣い

変に時期を見定めようとせず買い物をしていければと思います。