Colorful製RTX 3070 iGame GeForce RTX 3070 Advanced OC-Vのレビュー

2020年10月27日22時からGeForce RTX3070が発売を開始されました。

今回はその中でColorful製RTX 3070 iGame GeForce RTX 3070 Advanced OC-Vを

購入したのでそれについて書いていこうと思います。

 

 

■購入動機

それまではRadeon RX 5700XTを利用していました。

GeForceで比べた場合RTX 2070クラスのグラフィックカードです。

そこからRTX 3070に乗り換えたのは2つの理由があります。

 

1つは単純に性能を上げたかったという事です。

私は144Hz表示のディスプレイでAPEXをプレイしています。

ただこれまでは表示設定を最高にしているのもあり

144Hz表示が安定せず、120Hzくらいでの動作に留まっていました。

その点を改善したいと常々思っていました。

 

もう1つはレイトレーシングの機能が欲しかったという事です。

近々発売されるRadeon RX 6000系と違い

5000系にはレイトレーシング機能がありません。

5700XT購入当初は気にしていませんでしたが、Crysis remasteredや

Watch dogs Legionなどのレイトレーシング対応ゲームを

購入する中でどうしてもこの機能が欲しくなってしましました。

 

次に様々なメーカーからRTX 3070採用製品が発売されている中で

Colorful製のRTX 3070 iGame GeForce RTX 3070 Advanced OC-Vを

選んだのか書いていこうと思います。

といってもこれを選んだのは気になったからというだけであり

これといって理由があるわけではありません。

安価でありながら冷却性もある玄人志向

3連ファンが多い中2連ファンでサイズが抑えられたZOTAC

みんな大好き、全てが高水準でまとまったASUS

と私自身考えているため、購入を決めた時点ではこの製品のメリットなどは

考えずに興味本位で買ったにすぎません。

 

■Colorfulとは、製品ラインナップなど

Colorfulは中国のPCパーツメーカーです

グラフィックカードのシェアで2017年のデータではありますが

中国1位、世界4位のブランドであり、国内では目立ちませんが

国際的には有名なメーカーなのではないでしょうか。

 

ColorfulがリリースしているRTX 3070は4種類あります。

NB-V、Ultra OC-V(色違いのUltra W OC-V)、今回紹介するAdvanced OC-V

最上位っぽいVulcanです。

最も分かりやすい違いは動作周波数が上位のグレードほど上がる事です。

また冷却機構や発光等それぞれに違いが設けられています。

 

■製品外観

・パッケージ

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箱の全面はキラキラと光るようになっており見栄えがいいです。

 

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付属物は手袋とドライバがあります。ケーブル、変換コネクタ等は付属しません。

 

・カード本体

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3連ファンという事もあり全長は310mmとそれなりの長さがあります。

中央のファンのみ発光します。

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iGAMEの部分が発光します。

 

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背部にはOnne-Key Overclockと呼ばれる機能を使うためのボタンがあります。

これを押すことでクロックが上がります。

出力端子はDPが3つ、HDMIが1つです。

 

・カード分解

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おそらく10+3フェーズの電源回路でしょう。

 

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8フェーズ分の電源回路裏には放熱シートが取り付けられています。

 

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クーラーです。メモリと電源回路に放熱シートが貼られています。

GPUが接する部分にはVaper Chamber的なものが用いられています。

通常の銅やアルミベースよりは放熱能力が高そうです。

ヒートパイプは8mm径のものが5本使われています。中央の3本が

端から端まで伸びています。両端の一本ずつは片側のヒートシンクのみに通っています

 

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センターの3本ですがガッツリヒートパイプが潰されているのが残念です。

 

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■性能評価

 

ベンチマーク

性能に関しては他のRTX 3070レビューを見れば分かるかと思うので

1つだけチェックしたものを紹介します

 

3DMARK Time Spy Radeon RX 5700XT

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3DMARK Time Spy iGame GeForce RTX 3070 Advanced OC-V

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以前使っていた5700XTから1.5倍ほどパフォーマンスがアップしています。

 

・発熱、冷却面

待機状態

温度:48℃ ファン回転数0RPM

 

ベンチマーク後最大

温度:68℃ ファン回転数1900RPM

 

この製品も待機状態ではファンが回らない仕様になっています。

ベンチマークを走らせるとファンが回転しだし

上記の結果となりました。ファンの音に関してですがそれほど

気になるものではありませんでした。

 

■まとめ

iGame GeForce RTX 3070 Advanced OC-Vは言ってしまうと

これといって選ぶ理由のない製品ですが、別に悪いものでもない

というのが正直な感想です。

 

ただ上でも書いたように

安価でありながら冷却性もある玄人志向

3連ファンが多い中2連ファンでサイズが抑えられたZOTAC

みんな大好き、全てが高水準でまとまったASUS

とほぼ多くの需要を網羅できる3種があるので、基本はそっちから選ぶのが

いいと思います。