GIGABYTE製GeForce RTX 2080 GeForce RTX 2080 GAMING OC 8Gてきとうレビュー

一応BF5に向けてグラフィックカードを新調しました。

今回は9月27日に販売が開始されたGIGABYTEGeForce RTX 2080である

GeForce RTX 2080 GAMING OC 8Gについて書いていきます。

先にベンチマークとかの数値を書くつもりはないので4gamer等を参考にしてください

 

外観、仕様など

 

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見てわかるように3連ファンタイプとなっています、径は約80mmです。

ただし単に3つのファンを並べただけでなく、真ん中のファンは両サイドとは

逆向きの回転をします。

GIGABYTEはファンの部分に一工夫を加えており

「ALTERNATE SPINNING」とこの部分の技術に関して呼称しています。

どういうものかというと、普通に3つのファンを並べてしまうと

乱流を引き起こして、放熱効率が低下してしまいます。

ただ真ん中のファンを逆回転させる事で乱流が低減され

空気の流れが作られ圧力が高まるに至ります。

まあいい感じの空気の流れができて冷却に役立つよと要約できます。

 

ファンのブレード自体も一工夫ありGIGABYTEは「UNIQUE BLADE FAN」

と呼んでいます。気流を整えて流すエッジがファンのブレードについています。

 

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スロットは2.5スロット使用します。下位モデルである

RTX 2080 WINDFORCE OCが2スロットに収まっているので大型化しているのが

分かります。どの部分が大型化しているのかというとヒートシンクです。

もう一点RTX 2080 WINDFORCE OCとは異なり

電源コネクタ部にLEDが搭載されており、コネクタのさし忘れ、異常時に

点灯、点滅で問題を教えてくれる仕様が追加されています。

問題がない場合は何も光りません。最近流行の目立たせるための光物ではなく

危機検知のためのLEDとなっています。

真ん中付近のGIGABYTEの文字はこの製品で唯一の光物ポイントです。

ユーティリティーで発行パターンや色を変更できます。

それほど明るくなく、目立つようなものではありません。

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基盤の写真です 。

Ultra Durable認定の部材を使っているとのことですが

リファレンスデザインとの大きな差異はありません。

 

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ヒートシンクです。

6mm径のヒートパイプが6本使われています。

中央側4本は3ブロックあるヒートシンクを貫くようにまっすぐ伸びています。

両サイドのヒートパイプのみU字をしており真ん中のヒートシンクのみに

熱を伝えています。

ベースの形状はヒートパイプがダイレクトにGPUと接する方式を採用しています。

ダイレクト方式と対になっているのがベースプレート方式で

熱源であるチップと熱を移送するヒートパイプの間に熱を均一に広げる

ベースプレートが存在します。

コスト的にはダイレクト方式に軍配が上がりますが、性能ではベースプレート

が上とされています。

事実CPUクーラーに関して言えばダイレクト方式で

最上位の冷却能力を持つクーラーは記憶にありません。

下げるような書き方をしましたが、冷却能力に関しては後記します。

 

GPUと接するヒートパイプの幅は約25mmとなっており

これはGPUのダイの幅とあまり変わらない値となっています。

そのためダイレクトタッチ方式でありながら熱源と接していない

ヒートパイプがある、なんてことはなくフルにヒートパイプを使えています。

 

VRM部にはサーマルパッドは貼ってあり、そのままヒートシンク

熱を伝える構造になっています。

昨今では当たり前になったVRMの冷却ですが、やはり安心感があります。

 

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バックプレートです。

昨今では当たり前のように取り付けらえれるようになりました。

ただ多くの場合補強板としての役目がメインでした。

しかしこの製品ではメモリとVRMの部分にサーマルパッドが貼ってあるため

基板上の発熱する部分の熱がバックプレートに逃げるようになっています。

それ自体はクーラーが果たしてはいますが両面から冷却が行われるのは

心強いです。

 

冷却面

セミファンレス機能があるため60℃以下ではファンが回転せず

また60℃を超えた場合50℃付近になるまでファンが回転し続けます。

単純に60℃を超える超えないでON OFFするシステムではないです。

 

冷却能力を図るためにケースに入れ室温20℃程度の環境で

温度とファン回転数をモニタリングしましたので書いていきます。

負荷にはMHFベンチをループで立ち上げ最高数を記載します。

 

アイドル時:52℃/0rpm

負荷時:71℃/1700rpm

 

RTX 2080は前世代の1080と比べて消費電力が大きくなっており

ちょうど1080と1080Tiの間に収まるTDPとなっています。

GTX 1080(180W) / RTX 2080(215W) / GTX 1080Ti(250W)

そのため発熱量も前世代比で増えていますが、それでも70℃前半で抑えている

のは優秀ですし、長時間のゲームでも安心できます。

音に関してですが80mmのファンが1700rpmで回ってると流石に静かとは

言い切れませんが気になるほどの音ではありません。

またファンの動作音とは別に負荷時に発生するコイル鳴きですが

個体が良かったのかまったくありませんでした。

 

アイドル時ですがファンが回っていないので自然放熱頼みです。

それ故温度はかなり高めになっています。ただしGIGABYTEが配布している

ユーティリティAUROS ENGINEを使うとセミファンレスを解除して

60℃以下でもファンが回るように変更できます。

その場合はActive Fanモードとなりますが、1000rpm程度で回転し

温度は32℃ほどになります。

 

まとめ的な

数あるRTX 2080の中で今回 GeForce RTX 2080 GAMING OC 8Gを買ってみましたが

派手さはありませんが、堅実な仕様にまとまっていて好感を覚えました。

3連ファンですが長くなりすぎていないのでより多くのケースで使えたり

バックプレートにサーマルパッドを貼って放熱を助けたりと細かなところに

良さを感じます。

 

グラフィックカードといえばMSIASUSが昨今は人気ですが

こういった堅実なモデルにも目が向いてくれると嬉しいです。