Define R6 TG のレビュー
少し前の話ですがDefinr R6 TGを購入したのでその事について書いていきます。
何故購入したのか
元々使っていたケースがDefine Cでした。
当初はこの少々小型なATXケースでコンパクトなメイン+ゲームマシンを作りました
しかし作った後にアレをやりたい、これをやりたいとなった時にDefine Cは
拡張性が一般的な大きさのATXケースと比べて制約が多く
結局普通のケースが一番だなと目が覚めて
人気で王道なDefine R6を購入した次第です。
外観等々
ダンボール
梱包されているダンボールです。
フロントカバーのイラストの辺りにシールが貼られており
Fragile Care(割れ物注意)と記載されています。
何故そんな注意がされているかと言うとサイドパネルが従来のアクリルから
ガラスに変更されているからです。
開梱
とりあえず外観。
サイドパネルのガラス面にはフィルムが貼ってあります。
もちろん使用時には剥がします。
内部
横からの画像です。
流行のボトム電源カバーとフロント側を隠すような鉄板が特徴的です。
この2スペースのおかげで雑な配線を押し込むなどして隠せるので
ガラスから見える部分を綺麗に見せやすくなっています。
背面には 140mmファンのDybanic X2 GP14が取り付けられています。
ケース付属のファンはしょぼいことが多いですが
これは実売2,000円程度の結構いいものでMTBF10万時間、高級ベアリング採用と
実用性が高いものになっています。
発光はしないのでケースコンセプトには合わないですが…
正面
これはDefine Cと比べたものです。
高さは大して変わっていませんが、横幅が大きくなっています。
正面のパネルは開閉できるようになっており
そこから5インチベイやフロントファンフィルタにアクセスできます。
上部
上から見比べた画像です。
奥行きが長くなっています、大きくなったことはデメリットですが
3.5インチベーが2→6に5インチベイが1つ追加されています。
また電源部分の空間も増えているため、配線の取り回しがしやすくなっています。
特に私の場合電源に170mmと長いサイズの電源を使っていたため
Define Cでは強引にケーブルを押し入れるなどがあり不便を感じていました。
横
横で比べた画像です。
サイドパネルは従来のネジ止めに加えて、後方上下にある凹部に
サイドパネルの凸部をはめ込む2カ所で固定されています。
後ろ
後ろ側です。前の部分同様大きな変化としては横幅が広くなっているところです。
それに伴い背面ファンは120mm→120/140mmの対応になっています。
ケース柄使う場合があるかもしれませんがグラフィックカードを
延長ケーブルを使ってマザーボードに対して水平設置が出来ます。
オプションパーツとして専用延長ケーブルFlex VRC-25が用意されています。
前内側
フロントには背面でも使われていた140mmファンのDybanic X2 GP14が
2つ搭載されています。
また最大で120mmファンを3つ搭載することが出来、360mmまでのラジエータ
にも対応します。
フロントには5インチベイが用意され、私はDVDドライブを付けています。
裏配線
ガラスとは反対のサイドパネルを外した画像です。
Define R6は最大6個の3.5インチベイを有しますが設置箇所は自由があり
ケースフロントの上から下まで自由に使えます。
そのためHDDを6個付けるにしても、間隔を開けたり
逆にギチギチに詰めたりと好みのレイアウトで設置が出来ます。
2.5インチであればマザーボード裏に2カ所設置出来るようになっています。
フロントベイの空間が自由で、電源部の空間ともつながってる事もあり
配線が非常にしやすく、また表に出ないように誤魔化すのも簡単です。
中央上部にあるのはS-ATA接続で給電するFANハブです。
限界までファンを搭載する場合マザーボード上のコネクタだけでは
足りなくなるのでその際には使うことになるでしょうが
私はそこまでファンを使ってないので未使用です。
フロントマウンタ
フロントベイ・HDDマウンタ周りです。
ここは前世代のDefinr R5と比べて大幅に変更された部分でしょう。
3.5インチマウンタの取り付け方法を改める事で、3.5インチベイを
フルに使いつつも、長いグラフィックカードを挿した際の
物理干渉を回避できるようになりました。
・Define R5 310mm(5段3.5インチベイ有)→440mm(5段3.5インチベイ無)
・Define R6 440mm
ベイ有時でも310mmまで対応していれば十分ではと思ってしまいますが
ZOTACのGTX 1080Ti AMP Extremeは325mmあって余裕の干渉をするので
やはり常時440mm確保できるのは強みです。
では取り付け方法はどうなっているかというと
写真の左側にあるパネルにマウンターを引っかけて、右側の
マザーボード側パネルにネジ止めする2点で止まっています。
この止め所が非常に多く用意されており、対応力が高いです。
前述しましたがギッチリを詰めたり、間隔を開けたりグラフィックカードの
延長線上を開けたりと柔軟です。
マウンタにHDDやSSDを固定する方式は下からのネジ止めになっています。
前フレーム
フロント部分はよくある引けば外れるタイプの物です。
ですが外す際にフレームがたわんで壊れそうだったので外さない方がいいでしょう。
というより外す必要がある場面もないでしょうし。
フロントファンフィルタもフロントファンを扉を開ければアクセス出来ます。
フロントには扉が付いていますが、この扉はDefine R5同様
右開き、左開きのどちらかに変更することが出来ます。
この部分も環境によって変更できると助かる部分かと思います。
底面
底面です、一応120mm/140mmファンを最大二つまで取り付けできます。
写真にはありませんが前から後ろまでキッチリカバーするフィルターがあります。
フロント側から取り外す事が可能です。
設置するのは4カ所にある接地面がゴムのインシュレータです。
組み込み
実際に組み込んでみた写真です。
まとめ的な
触ってて本当に柔軟性があると感じたケースでした。
今回は使っていませんがロングな水冷にも対応していますし
HDDを6個まで取り付けできて、325mmあるグラフィックカードも行ける。
それでいてそれ全部を同時に叶えてくれもする。
価格は他のスタンダードなATXケースよりも高いですが十分な内容だと思います。
というより2,000円クラスのファン3つ付いてくるので実はお買い得なのでは
とすら感じます。
ただ何一つケチを付けるところがないかというとそうでもなく
トップ部分のクリアランスが少なく、EPV 12V 8ピンが取り付けにくいです。
これはCPUに馬鹿でかい空冷クーラーなんて使ってるのもそもそも悪いんですが
それを加味しても、もう25mmは余裕が欲しいと感じています。
やはり人気があるケースなのかUSB Type-Cをフロント上部に設けた
新モデルが投入されるようです。
更にHDDの追加マウンターが販売され、これにより6個以上のHDD/SSDを
フロントベイに搭載可能になりました。
静音性が高いことを生かしてファイルサーバーとして使う場合の
拡張性がより高まりました。
PCケースなにがいい?と聞かれてこれがいいと答えられる
良いケースだと思います、以上です。